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バスティッド・サン・ルイ

オード川の左岸に位置するバスティッド(新しい町)は、聖王ルイ(ルイ9世)治世下、1260年に中央広場(現カルノ広場)を中心とし碁盤の目状に造られました。現在、バスティッド・サン・ルイは、昔の堀の跡に1819年に造られた大通りに囲まれ、邸宅や教会などが点在する碁盤の目状の街並みを保っています。

Blason de la Bastide St Louis

バスティッド・サン・ルイの紋章

邸宅

美しいファサード、正門、大階段、中庭などに18世紀の紡織産業の栄華がうかがわれます。

 

 

ミュラ邸(18世紀)-エメ・ラモン通り5番地 (5 rue Aime Ramond) Hôtel de Murat

17世紀からフランス革命にかけて司法家ドゥ・ミュラ家の邸宅として建てられました。1792年には国に没収され、1826年から1906年にはカルカソンヌ司教館となりました。現在は商工会議所の建物となっており、美しいファサードは庭に、正門は通りに面しています。.

 

 

 

 

ロラン邸(18世紀)-エメ・ラモン通り32番地 (32 rue Aime Ramond) Hôtel de Rolland

1746年から1761年にかけて元織物商のジャン=フランソワ・カヴァイエによって建てられました。1815年にロラン家が購入し、1924年まで所有していました。現在はカルカソンヌ市庁舎で、美しい彫刻の施された大ファサード、中庭側のファサード、正面階段など、18世紀建築の代表的な例です。

 

 

 

 

 

セネシャル(代官)の家(14世紀)-エメ・ラモン通り70番地 (70 rue Aime Ramond)maison du senechal

14世紀の建造。英仏戦争下1355年のエドワード黒太子による大火を免れました。二重アーチの窓や尖頭アーチの入口が美しいファサードです。

 

 

 

 

 

ヴィヌ家(17世紀)-クルトジェール通り26番地 (26 rue Couetejaire)maison vines

17世紀に人頭税収税吏ピエール・ヴィヌの子孫によって建てられました。3階建ての大きな家で、上に行くほど階の高さが低くなっています。3階は屋根裏。通り側と角にある雨どいはガーゴイルです。中心に縦桟のある窓とフランス式天井が特徴です。

 

 

 

 

 

ブルラ邸(18世紀)-ヴェルダン通り81番地 (81 rue de Verdun)hotel bourlat

18世紀にギヨーム・ブルラによって建てられました。19世紀半ばには元織物商のカステル家が購入。この界隈に共通のシンプルなファサード、正門、ピアノ・ノビーレ(主たる階)、中庭に通じる廊下、西翼にある錬鉄の手すり付大階段等が特徴です。

 

 

 

 

 

 

ブゾセル邸-ヴェルダン通り87番地 (87 rue de Verdun)hotel besaucele

司法官、聖職者の家系のギヨーム・ブゾセルにより18世紀に購入されました。彼は1781年に亡くなるまでまで紡織会社を経営します。その後、ジャン=バティスト・マラゴン(1741年-1829年)の所有となります。

 

2階の中庭

 

 

 

 

 

ルー・ドゥ・アルゾンヌ邸(16,18世紀)-ヴェルダン通り73番地 (73 rue de Verdun)hotel roux dalzonne

主に中世末から16世紀前半の建築。ルネサンス期から18世紀にかけてルー家の所有となりした。1743年にはラ・ファジョルの製造業者、ロック・ダヴィッドが購入しました。その後織物商に購入されました。19世紀には女子宿舎、1921年に、カルカソンヌ初の公立女子中学校、アンドレ・シェニエ中学校の建物となりました。

 

 

 

 

モニュメント

ジャコバン門(18世紀)portail des jacobins

バスティッドを囲んでいた城壁にあった4つの門のうちの1つ。1355年から1359年に建造。1779年に今の形に再建。

門の右側には中世の城壁の一部が残っています。

 

 

 

 

 

レ・アル(17~19世紀)-ヴェルダン通りとエジャンフェルダン広場les halles

1768年に司教区裁判所とサント・マリー教会の跡地に建てられました。広場には晒台が設置されていました。穀物市場であったアル・オ・グランは現在グラン・デル図書館となっています。

 

 

 

 

 

 

カルノ広場と噴水

 Place Carnot

カルカソンヌ市民の憩いの場で、バルザックやスタンールなどの著名人も市場やプラタナスの木陰、噴水を愛でました。このネプチューンの噴水は18世紀のイタリア人彫刻家バラタ親子の作。ここでは中世からカルカソンヌ一の市場が開かれていました。現在では火・木・土曜日に野菜や果物の朝市がここに立ちます。

 

 

 

 

ポン・ヴュー(古橋、14世紀)Pont Vieux

典型的な中世の橋で19世紀まではバスティッド・サン・ルイとシテをつなぐ唯一の橋でした。季節による川の水位の変化を考慮に入れた大きな橋が造られました。橋のふもとにあるノートルダム・ドゥ・ラ・サンテ・チャペルはカルカソンヌで一番古い病院があった場所に残っています。

歩行者のみ通行可能でカルカソンヌのシテのへの近道です。